WEBふじさわびとに掲載されました
湘南国際音楽祭の取り組みが地域メディアに紹介されました。
続きを読む →「WEBふじさわびと」にて、湘南国際音楽祭とピアニスト藤原和奏の活動が紹介されました。 取材記事では、開催への想い、地域との連携、今後の展望についてお話ししています。
今回のブログでは、第3部レジデントアーティストによる音楽会Vol.1「ラヴェル生誕150年記念」に出演するメンバーを紹介させていただきます。
鎌倉出身。東京藝術大学在籍中。6歳からヴァイオリンを始め、清水厚師氏、清水高師氏、伊藤亜美氏に師事。受賞歴多数。現在は地元を中心に演奏活動を行うほか、株式会社WEBBを起業しフォトグラファー/ビデオグラファーとしても活動している。
東京音楽大学付属高等学校を経て、愛知県立芸術大学音楽学部を首席卒業。伏せて桑原賞、中村桃子賞を受賞。令和6年度優秀学生賞を受賞。2023、2024 セイジ・オザワ松本フェスティバルに小澤征爾音楽塾オーケストラメンバーとして参加。現在、東京藝術大学大学院修士課程1年在学中。
5歳よりヴァイオリンを始め、高校入学時にヴィオラに転向する。第21回日本演奏家コンクール特別賞受賞。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学4年在学中。ヴァイオリンを漆原朝子、近藤薫、ヴィオラを大野かおる、市坪俊彦、鈴木学の各氏に師事。
藤沢市出身。3歳よりスズキ・メソードにてチェロを始める。第64回鎌倉市学生音楽コンクール総合第1位。第19回泉の森ジュニアチェロコンクール高校生以上の部銀賞。「藝大定期室内楽第51回」に出演。北鎌倉女子学園音楽科を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科に在学中。現在、山本裕康氏に師事。
昭和音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。成績優秀者による卒業演奏会に出演。東京藝術大学室内楽科修士課程2年在学中。ピティナピアノコンペティション連弾上級金賞、2台ピアノ上級第2位。2020年、2024年にNHK交響楽団のメンバーとピアノ五重奏を共演。ピアノを西佳子、芹澤佳司、奈良井巳城、小蔦寛二、室内楽を萩原麻未、山﨑貴子各氏に師事。
『誰も聴いたことがない音楽。』ー エリソ・ヴィルサラーゼ
ルーマニア人の母とイタリア人の父の間にミラノに生まれる。ミラノ・ヴェルディ音楽院でピアノ科と作曲科を卒業。チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院でエリソ・ヴィルサラーゼ氏の下、5年間研鑽を積む。
トップ・オブ・ザ・ワールド国際コンクール(ノルウェー)に出場した際には、ショパンコンクール、ルービンシュタインコンクール、エリザベート王妃コンクール等の覇者達も出場する中、見事優勝を果たす。その後、マンハッタン国際音楽コンクール(アメリカ)ではグランプリを受賞。審査委員長を務めたイーヴォ・ポゴレリチ氏よりポゴレリチ賞を授与されたことをきっかけに、国際舞台に姿を現す。
トップ・オブ・ザ・ワールド国際ピアノコンクール優勝後は、ノルウェーでの演奏会やマスタークラスに加え、ミラノ大学哲学学部にて音楽と哲学の関係性についての講座を担当する。
これまでに、カーネギーホール(ニューヨーク)、ウィグモアホール(ロンドン)、ルクセンブルク・フィルハーモニック、ガスタイクホール(ミュンヘン)、サル・コルトー(パリ)、ゲヴァントハウス(ライプツィヒ)、ハノーファー・北ドイツ放送フィルハーモニック、ローマ・オペラ座、ヴェルディ音楽院大ホール(ミラノ)、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ国際音楽会館等で演奏。また、国際ベートーヴェン・ホール音楽祭(メキシコ)、マイアミ・ピアノ音楽祭、キャッストン音楽祭(アメリカ)、ドゥシニキ国際ショパン・ピアノ音楽祭(ポーランド)など、数々の主要音楽祭にも出演し、各地の新聞等で絶賛を受ける。
ドゥシニキ国際ショパン・ピアノ音楽祭での演奏はポーランド・ナショナル・ラジオにて、ドイツ国内で行われたリサイタルはNDR(ハンブルク)、MDR(ライプツィヒ)、ARD(ミュンヘン)にて放送。また、モスクワ国際音楽会館で行われた「メトロ・コンサート・アート室内楽音楽祭」での演奏は、ロシア国内テレビの文化チャンネルで放送された。
特にシューマンの解釈においては、パウル・バドゥラ=スコダ、ラドゥ・ルプー、イーヴォ・ポゴレリチ、エリソ・ヴィルサラーゼなど、巨匠たちから高く評価されている。
アメリカやメキシコでのコンサートツアー、またロシアツアーでは、モスクワ国際音楽会館、ソチ・フィルハーモニー、サンクトペテルブルク、グラズノフホールなどで演奏。2018年には日本(東京・日経ホール/大阪・大阪大学会館ホール)、ドイツ(エルプフィルハーモニー・ハンブルク/ムジークフロインデ・オルデンブルグ)、ロシア(モスクワ国際音楽会館/ソチ・フィルハーモニー)でデビューを果たす。
2021年より日本に在住。ヤマハホール、白寿ホールでのリサイタルをはじめ、すみだトリフォニーホールでは故・秋山和慶氏の指揮の下、新日本フィルハーモニー交響楽団とショパン・ピアノ協奏曲第2番を共演し、好評を博す。ヨーロッパでの演奏活動と並行しながら、サントリーホール、東京・浜離宮朝日ホール、大阪のザ・フェニックスホール、名古屋・宗次ホール、奈良の「なら100年会館」など、日本各地の主要ホールでも演奏を行う。また、チェリストの山崎伸子氏、ヴァイオリニストの加藤知子氏など、日本を代表する著名音楽家との共演も果たしている。
2024年5月、桐朋学園音楽部門に招聘講師として招かれ、マスタークラスを行う。公益財団法人・福田靖子賞基金主催のマスタークラス等では、後進の指導にも積極的に取り組んでいる。2023年4月より名古屋音楽大学客員准教授に就任。2025年4月より桐朋学園大学音楽部門の特任教授に就任。
2019年より、演奏活動の後にはロビーにてWWFジャパン(世界自然保護基金)の活動を紹介。環境保全の意識向上を目的とした啓発活動を行うとともに、募金を募っている。
このたび湘南国際音楽祭実行委員会を仰せつかりました、小澤一成です。この活動を通じて広く市民の皆さまに音楽の魅力をお届けできることを大変嬉しく思っております。
湘南国際音楽祭は、地域で音楽活動に取り組む市民やこどもたちに、日ごろの練習の成果を発表する場を提供すること、そして湘南の地からクラシック音楽の魅力を発信していくことを目的としております。クラシック音楽をより身近に感じていただき、より多くの方に親しんでいただける機会となることを願っております。
記念すべき第1回 湘南国際音楽祭は、10月4日に藤沢市民会館 大ホールにて開催いたします。広く一般より市民オーケストラの参加者を募るとともに、コンクール形式による音楽発表の場もご用意いたしました。プロ・アマチュアを問わず、音楽を愛するすべての方にとって、交流と成長の機会となれば幸いです。
音楽には、人と人とをつなぎ、世代や立場を超えて心をひとつにする力があります。この湘南国際音楽祭が、そのきっかけとなり、地域の文化の土壌がさらに豊かになることを心より願っております。
また、数年後には国際的な音楽交流の実現を目指し、湘南から世界へとつながる音楽の架け橋となるよう活動を広げてまいります。音楽を通じた国際理解と友情の輪が、ここ湘南から育まれることを強く願っております。
今後とも、皆さまの温かいご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
初めまして副指揮者の上甲陸斗です。今回この音楽祭で副指揮者として様々な経験を重ねる中で、印象に残っているエピソードを少しだけ話したいと思います。
私は今年の夏で指揮者として活動を始めて1年を迎えたのですが、人生で一度は振ってみたいと考えていたドヴォルザーク《交響曲第9番「新世界より」》いわゆる“新世界”を練習の場で振ることが出来ました。実は、私の指揮者としての初舞台は同じくドヴォルザークの《交響曲第8番》だったのですが、今回新世界を勉強し、実際に振ってみると、新世界の方が曲としてより完成度が増していると感じました。
今回私が指揮をするワーグナーの作品をはじめ、いずれの楽曲もその作曲家の代表する作品たちです。ドイツ・ロシア・チェコの3カ国それぞれの音楽の魅力を感じていただけると幸いです。
2004年東京都生まれ。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を経て、現在桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻4年在籍。指揮を篠崎靖男に、ピアノを小森谷泉、山田富士子、三原未紗子に師事。桐朋学園の学内オーケストラを指揮し、尾高忠明・沼尻竜典両氏に指導を受けるなど頭角を表しながら、活発な指揮活動を展開している。将来を嘱望される若手指揮者である。2025年7月21日に orchestra nomadica を指揮してデビュー。
ピアニストとしても、2013年ピティナ・ピアノコンペティション本選大会第1位。2014年バッハコンクール全国大会金賞。2023年ヤングアーチストピアノコンクール協奏曲部門2位。同年第17回ベーテン音楽コンクールバロック部門にて2位。また、ドイツ・リヒテンベルグのハウスマルトーにてステファン・アーノルド教授のマスタークラスを修了。修了コンサートの出演者に抜擢される。
今回の音楽祭のオーケストラは、湘南の音楽愛好家の皆様とプロアマの垣根を超えて大曲に挑みます。 コンサートマスターとして、皆様と音のみならず言葉や気持ちで綿密に対話を重ねていき、藤沢市民会館の舞台でより良い音楽をお客様にお聴きいただけるよう、リハーサルに励んで参りたいと考えております。 会場でお会いできる日を心待ちにしております!
桐朋学園大学音楽学部を卒業後、神奈川フィルハーモニー管弦楽団契約団員を務める。 現在⼀般社団法人東京オペラ・NEXT管弦楽コンサートマスターや在京オーケストラのゲストフォアシュピーラー奏者などをつとめる。 かながわ音楽コンクール最優秀賞及びグランプリ、大阪国際コンクール第3位、グリュミオー国際コンクール ファイナリスト。 ヴァイオリンを原田幸⼀郎、神谷美千子、水野佐知香、猶井悠樹の各氏に師事。
オーケストラの魅力って。
普段やっている事も人生もまちまち、性格も生活もバラバラな人たちが三々五々集まってくるある場所。そこで一つの響き、一曲の音楽のために気を合わせ、お互いを聴き合ってアンサンブルをする。一つになる。自分一人の音だけでは決して経験できない途方もない音楽が立ち上がる。限りある人生の時の中で、創造の神秘に迫ろうとするクリエイティブな時間を共有する素晴らしさ。これはなにものをもってしても代え難い。
願わくは、ここ湘南の海に、風に、街に暮らす全ての人々に、土地の隅々にまで、この響きが届きますように。
石坂宏(指揮)